
今回はGoogle の提示するコンテンツの質に関する問題を確認していくよ。記事を書いているのは、2021年6月だよ。
この記事はこんな人におすすめ
2. Google Adsenseのルールについて
パート1でも紹介しましたが、ヘルプページに不合格になった場合の対応方法が書かれています。
https://support.google.com/adsense/answer/9680050?hl=ja&ref_topic=1250103
これには大まかに分類してそれぞれの対策法が記載されています。
つまり、合格の条件はこの内容を守る必要があります。
2-2 コンテンツの質に関する問題
Googleはどのような解説をしているのでしょうか。実際の文章を見てみましょう。
コンテンツの質に関する問題
サイトのコンテンツの品質に問題があります。ユーザーに付加価値を提供するような、情報量の多い独自のコンテンツが十分にないとみなされています。
サイトに掲載するコンテンツは、ユーザーがアクセスしたくなるような、独自性と関連性の高いものにしてください。
- 自動生成されたページや、独自のコンテンツがほとんどないか、まったくないページには、広告コードを設置しないでください。
- ユーザーに対する付加価値が不十分なサイトは、アフィリエイト プログラムにご参加いただけません。サイトのコンテンツで付加価値をまったく提供していない場合は、そのコンテンツの一部でしかアフィリエイト プログラムのコンテンツを使用できません。
- ユーザーに対して優れたエクスペリエンスを提供する方法について詳しくは、ウェブマスター ガイドラインをご参照ください。
<説明概要部分の解釈>
Google Adsenseのヘルプページの記載は、まず大まかに問題の内容を説明し、その後に箇条書きで詳細事例を記載することで明確化しています。それでは、説明概要を見ていきましょう。
サイトに掲載するコンテンツは、ユーザーがアクセスしたくなるような、独自性と関連性の高いものにしてください。
文中の黄色線の部分が重要箇所です。
①付加価値を提供するような、情報量の多い独自のコンテンツが十分にない
②独自性と関連性の高いもの
コンテンツの質に関する問題の場合には、大きく分けて二つが問題だということがわかります。
先に説明した2-1コンテンツの量が不十分と比べて、内容が曖昧な印象を受けます。
2つに分けたうちの①に関しては、構成要素が多いため、前半部①と後半部②に分けて考えます。
そうすると以下のように考えることができます。
①(後半)独自のコンテンツが十分にない⇒自分の体験談込み(一般論×)
②独自性と関連性の高いもの⇒不明(予想)
<ここからは私見です(妄想かもしれません、一緒に考えましょう)>
2-2-1 <説明概要>①(前半)付加価値を提供するような
①(前半)付加価値を提供とは、生活や疑問を改善するかということです。
商品を勧める記事を作るのであれば、こんな流れになると思います。
つまり、問題提起のない感想や日記は対象外。
この場合、アドセンスの審査対象とする場合の修正は簡単です。
<例>
(原文構成)
①(事実)〇〇をかったよ
⇒②(体験談)かわいくて、使いやすい
⇒③(まとめ)かってよかった(感想)
を、次の文章構成に変えます。、
(修正文)
①(問題提起)△△に不満はない?
⇒②(解決案)■■があったらいいよね
⇒③(提案)○○を紹介
⇒④(実体験)かわいくて、使いやすい
⇒⑤(まとめ)お勧めする?しない?
しかし、こういった文章構成が多くなると持ち味がなくなる可能性があります。
セールスの文言調で脂っこいというか。
あまり意識したものにしたくないのであれば、審査時にはいくつかのみ構成を変えたものを残すというのも手かもしれません。
恐らくこの部分の説明を端折って、記事は多くなくていいとか、少ない方が問題がわかりやすいとかの記載となっているところが多いのだと思います。
2-2-2 <説明概要>①(後半)独自のコンテンツが十分にない
(後半)独自のコンテンツが十分にないとは、他サイト等から引用や転載がないか、また、感想や体験談もなく、一般論を記載していないか?ということです。
十分にという点は、1記事だけが満たしてもダメで、体験談を交えた複数の記事があるかということだと思います。
(対象となる方が少ないと思うので、気になったら読んでください)のURL変更を行った場合、リダイレクト設定がうまくいかず、重複となることがあります。
自分で作ったサイトのURLを変更したものだけのものなので、重複率100%ですね。
独自コンテンツあり、解決までの流れも大丈夫ということであれば、この部分を確認しても良いと思います。
確認はGoogle Search Consoleのカバレッジの除外項目から確認可能です。

これに関しては、修正の必要があり、Google search consoleで確認が可能です。
解決方法については、こちらを参考にしました。
リンク先:WordPressのリダイレクト設定はプラグイン「Redirection」であっさり完了
(https://tcd-theme.com/2019/02/wp-redirection.html)
2-2-3 <説明概要>①の総括
ぼんやりですが、以下のような方向性が見えてきますね。
生活で生じる疑問に対する解決法を提示し、自己体験を交えた記事を書くのが大切。
不合格となったサイトの多くは、前半部が満たせてない場合が多いと思います。
繰り返しますが、日記は×です。
2-2-4 <説明概要>②独自性と関連性の高いもの
独自性と関連性の高いものにしてくださいとありますが、これだけだと正直分かりません。
分からないということが分かったので、詳細事例説明のほうに目を動かしましょう。
より具体的な説明が、詳細事例部分に記載があるはずです。
<詳細事例部分の解釈>
それでは、詳細事例部分を見ていきましょう。
- 自動生成されたページや、独自のコンテンツがほとんどないか、まったくないページには、広告コードを設置しないでください。
- ユーザーに対する付加価値が不十分なサイトは、アフィリエイト プログラムにご参加いただけません。サイトのコンテンツで付加価値をまったく提供していない場合は、そのコンテンツの一部でしかアフィリエイト プログラムのコンテンツを使用できません。
- ユーザーに対して優れたエクスペリエンスを提供する方法について詳しくは、ウェブマスター ガイドラインをご参照ください。
<ここからは私見です(妄想かもしれません、一緒に考えましょう)>
2-2-5ウェブマスター ガイドライン‐品質ガイドラインを見よう
青下線部分の内容は、特段新しいことがないので割愛します。
黄色線部分が説明概要欄に書いていない新規の情報となります。
新規の内容であるウェブマスターガイドラインを見てみましょう。
かなりの分量がありますので、その中で質に関する記載の「品質に関するガイドライン」を見てみましょう。
Googleがウェブマスターガイドラインで定める品質に関する基本方針は以下の通りです。
基本方針(引用:ウェブマスターガイドライン)
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
⇒付加価値をつけましょう - ユーザーをだますようなことをしない。
⇒タイトル詐欺、目次詐欺、信頼性の低い記事等を作成しない - 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
⇒SEO対策としてタイトル、メタディスクリプションが過剰広告になっていないか。 - どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
⇒一般論は不要。独自性を持つこと。
ガイドラインの中で述べられている基本方針は4つです。
黒太字部分は独自性ということが大切と書かれており、上で考えた内容です。
赤太字部分が新規の内容です。
この内容から類推するに独自性から関連性の高いものというのは、検索結果で表示されるタイトルと記事の説明(メタディスクリプション)部分が記事の内容と一致していることが大切ということになります。
意図的にこうした部分でだまそうとして記事の内容からかけ離れた内容を設定することは少ないと思いますが、文章校正を同じようにしたいと思い、記事の複製を行うとSEO部分が同じものとなります。その後、記事のみを編集すると検索結果と記事が異なる内容となります。Wordpressであれば、審査の対象となった記事の検索時に表示されるSEOタイトルとメタディスクリプションの記載を確認してみましょう。
具体的なガイドライン(引用:ウェブマスターガイドライン)
次のような手法を使用しないようにします。
- 自動生成されたコンテンツ
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- 無断複製されたコンテンツ
- 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- 構造化データのマークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
2-2-6ドメイン、レンタルサーバーのサイトの記載(YMYLも?)
パート1で紹介したドメイン、レンタルサーバではどのように書かれているでしょうか?
簡単に要約したものが以下の内容です。実際文章については、リンクより確認ください。
YMYLを避けるというのが新しく出てきましたね。これはGoogle が検索時にこのカテゴリに属する内容時には、信憑性のない記事の場合は、順位を下げるというような指針を示したことによるものです。
YMYL(your money your life)とともにE-A-T(expertise Authoritaiveness Trustworthiness)も最近のGoogle の検索では重要視されているといわれていますので、これらについてもAdsenseに適用される可能性が高いです。
初めて、YMYLやE-A-Tという言葉を聞いた方はここでは説明をしませんので、検索されるとよいと思います。調べ方は下記の記事にありますので、参考にして下しさい。
<まとめ> コンテンツの質に関する問題
コンテンツの質の問題は、不合格理由として受ける精神的なダメージの割にかなり曖昧でわかりづらい内容ですね。
この曖昧な部分から、こういう可能性も、こういうの可能性も、と濁して説明することにより、情報が錯綜しているのかもしれません。
当方の解釈は、Google のサイトを見ながら行ったつもりですが、正解はGoogle 以外にはわかりません。
Googleの記載も載せていますので、ご自身でも考えて頂くと、より正解に近くなると思います。
先にも述べましたが、記事の独自性に関しては問題ない方が大半だと思います。
今回も超長文になってしまいました。次はコンテンツポリシーについて、確認していきたいと思います。ここまでの長文を見ていただきありがとうございました。
次記事は現在作成中です。7月1、2日にはアップしたいと思います。
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