【小ネタ】プリンの歴史と定義

プリンって、一言で言っても私が好きなプッチンプリンから、牛乳プリン、マンゴープリン、抹茶プリンなどいろいろありますよね。わたしは、これらのプリンを一言でプリンというのは乱暴であると考えています。

そこで、プリンについて、調べてみました。

1.そもそもプリンとは?

調べてみると「プリン」とは「プディング」の訛りだそうです。なるほど、、、ではプディングについて、wikipediaで、調べてみます。

すると、以下のような言葉の定義となっているようです。

pudding(wikipedia linK- pudding)

むむむ、、、後者のほうは現在のプリンですね、しかし、上のプディングとは無関係なのでしょうか。。。よくわかりませんね。周辺知識もほしいところ。もう少し深く調べていきます。

2.プリンの歴史

(1)プリンはソーセージだった?

さらに調べるために、wikipediaの中身をよく見てみましょう。

 プディング – Wikipedia
pudding の原型は古英語の puduc で、元来は腫れ物を指す語であったとされる。これが中英語でソーセージの一種を指す poding やフランス料理の腸詰ブーダンboudin[1]となり、今日の多様な蒸し料理のジャンルを指す pudding となり、後にゼラチンやコーンスターチで固めるタイプの料理もその形状からプディングと呼ばれるようになった。

当時は保存食を示していたようです。当然ながら、今の生活事情とは異なり、冷蔵庫がありません。豚の腸等を塩等で味付けをしてソーセージにして、保存していました。なので、昔の言葉の意味は詰め物という意味であったようです。プティングのほかに、ブラックプディングとも呼ばれていたようです。

因みに当時のプディングを食べたい方はリンクを張っておきますので、是非食べてみてください。


(2)別の説もある

ゲール諸語で動物の内臓を指す言葉(poten,podin,put,pudなど)が語源であり、それらを使った腸詰め料理法であるプディング(puding)またはポディング(ponding)が、16世紀前後にスコットランドからイングランドにバッグ・プディング(bag pudding)の名で伝わり、現在の形に繋がったというものもある。記録にあるお菓子としてのプディングの始まりは17世紀のプラム・プディングが始まりであり、ヴィクトリア朝の時代にかけて多様化していく。ハイティーの文化に合わせて、動物性の油脂を使った重いプディングも多い。

詰め物か内臓を示すものかはさておき、保存食としてプリンは生まれたようです。

(3)大航海時代に進化したプリン

16世紀のイギリス。時代は新大陸の発見や香辛料が金と同じ値段でやり取りをされるなど、船貿易が盛んになり始めた大航海時代です。フランスや、スペインなどの国が先んじている中、遅れてイギリスも参入しました。
ここまで読んだ方はオチまで見えているかもしれませんがお付き合いください。


一旦海に出ると、次の上陸までは魚はともかく野菜等の食料を得ることはできません。余った肉や野菜といった食材を卵で蒸して固めることで食べられるようにしたものをプディングと呼ぶようになりました。

その進化したプリンの名前はプディング=プリン!
プリンプリンじゃねぇか・・・魔界村。

その後、家庭に伝わり、一般料理として普及しました。その過程で、徐々に卵液にパンやフルーツ、ナッツを入れるなど、バリエーションも広がりました。クリスマスに持つくれられていたようで、イギリスにもまともな料理があったようです。

 

(4)カスタードプリン誕生

 徐々に食材が減っていって、卵、牛乳、砂糖+αの「カスタードプリン」が誕生したのは、18世紀頃のフランスです。

さすがフランス、、、料理をおいしくすことには糸目がない。。

(5)プリン、日本襲来

プリンが日本に伝わったのは江戸時代後期~明治の初期の19世紀頃です。
文献上で始めレシピの記載が確認されたのは『西洋料理通』(1872年)で、あまり英語が浸透していなかった当時、プディングは日本人の耳に認識しづく、やがて「プリン」と呼ばれるようになったとのことです。 

(6)日本人のプリンのイメージを作ったのはハウス食品

一般家庭に普及し始めたのは、1964年にハウス食品が発売した「プリンミクス」の影響が大きいそうです。この製品の登場までは、日本でもプリンと言えばカスタード・プリンを指していました。

ところで、プリンミクスのパッケージには「卵原料不使用」と書かれています、卵が入っていなくてもプリンと言えるのでしょうか。

3.日本でのプリンの定義

歴史を振り返っても、最後の最後で疑問がふつふつと込み上げてきてしまいました。まだまだ、調べます。。。 

しかし、「プリン 法律」で調べても、そもそも何の法律だかわかりません。。。
調べていくと一つの記事にたどり着きましたので、ご紹介させていただきます。

「プリン」って呼べる境界線は? – エキサイトニュース

こちらの記事によりますと、

法律で定めたプリンの定義は、ない

現状日本では名乗ったもん勝ちということです・・・こんなオチになるなんて悲しい。
とはいえ、購入者が勘違いしないことという制限はあるようです。ある様な無い様な・・・。

4.プリンブログのご紹介

2018年の5月から8月半ばにかけて、東京喫茶店のプリンにはまった時期がありまして、80件以上を訪問したブログを書いています。もしよければ、ご覧ください。

東京喫茶店プリン(都内近郊75店舗)を総まとめ‼
https://casex2.hatenablog.com/

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